日本の友達からいんちき日本版Protein Dietの話を聞きました。「納豆ダイエット」というのがTVのある番組で放送されて大人気になり納豆がどの店からも消えるくらいよく売れていた。しかし、先ごろこのダイエットは番組が作り上げたでっち上げのダイエット法でこのダイエットが効果的だということを示すデータもすべて捏造されていたそうです。なんだかひどい話ですね。でも、多くの人がのってしまった、というあたりもちょっと驚きですが・・・ やはり、ダイエットに近道なんかないのでしょう。
アメリカにも似たような話があります。アトキンスダイエットは結構以前から存在しているLow-carb, high-proteinダイエットで、肉を結構大量に消費させます。Dr. Atkinsという人が考案者で、実際本人も実践していたようです。「そんな肉ばっかり食べたらFatやcholesterol値が上がってまずいのではないかなー」と思っていたら、さなごとく、このDr.が心臓病で死にみんなが「なんだ、このダイエット法はCholesterol値が高くなってやせるどころか心臓病で死んでしまうではないか!」と気づいたなどという話があります。
何年か前、私の知っているアメリカ人でこのAtkins dietに似たProtein dietをやっている人がいて「体重が落ちるから効果がある。やってみてはどうだ」と熱心に進めるのでちょっと試してみたことがあります。私はDietの必要などないのですが興味があったのでちょっとやってみました。なんと、朝からCottage cheeseや肉やヨーグルトやその他の「Protein」類をかなり大量に取らなければならず、私はあっという間にお腹の具合が悪くなり、すぐにやめてしまいました。 「日本人はご飯と味噌汁と漬物で育っているから、朝からこんなに動物性たんぱく質なんて取れるようにはできていないの。このダイエット方法はきっと動物性たんぱく質で育った人(アメリカ人)にはあうかもしれないが私の体質にはあわないから続けられない」といったら、彼女は「なるほど」といった顔をしつつも「私お腹がへってしかたないけど・・・」といっていました。やはりアメリカ人(少なくとも白人)はその昔Hunting and Gatheringをやっていた人々の子孫だから日本人のような農耕民族よりも動物性たんぱく質をもっと消費できるようにできているのかなー、と思いました。
Sunday, January 28, 2007
Friday, January 26, 2007
国民健康保険 と「軽い」アメリカ人気質
数日前、Washington Post紙がNational health insurance(国民健康保険)を支持する人やBusinessが増え始めたといったようなことを書いていました。この支持増加の原因をいくつか考えてみました。アメリカは昨今医療費がものすごいスピードで年々増加していて、それに伴って保険料が高くなり多くの雇用主や一般企業が保険料の負担にあえいでいること、会社員に健康保険を支給できない会社の増加、それに伴うUninsuredの人の増加、そして頼みの綱だったManaged care systemも結局医療費増加の歯止にならなかった、などといったことが原因かもしれませんね。
アメリカは先進国の中でただひとつの国民健康保険を持たない国です。Tax baseのMedicareやMedicaidはあるのですが老人や貧しい人や障害者が対象で国民全員が対象ではないです。以前に国民健康保険のことが大きく取り上げられたのはクリントン大統領の初期のころです。でも、その時はこのIdeaは反対にあってつぶされました。 表向きは自分で気に入ったHealth insuranceを自分で選ぶ権利や選択肢が狭まる、とか何とかいうことでしたが、本音は大手のInsurance Companiesが自分の利益を失うのを恐れた、とか保守派が国民健康保険を維持する税金の増加に大反対した、とかいうあたりですね。
アメリカ人の中にはカナダの医療制度と国民保険制度を見て「あれはいいなー」と思っている人が結構いるように思います。でも、個人主義の核の一部になる自分で選ぶ権利や選択肢が阻害される、といった議論をされるとすぐにあっさり納得して「あ、やはりやめよう」と思ってしまうようです。で、あとでまた自分たちの医療費の請求書をみては「ああ、やはりカナダはいいなー」と思ったりするようです。この「軽さ」がアメリカ人のよさでもあり欠点でもあり、だと私は思っています。
アメリカは先進国の中でただひとつの国民健康保険を持たない国です。Tax baseのMedicareやMedicaidはあるのですが老人や貧しい人や障害者が対象で国民全員が対象ではないです。以前に国民健康保険のことが大きく取り上げられたのはクリントン大統領の初期のころです。でも、その時はこのIdeaは反対にあってつぶされました。 表向きは自分で気に入ったHealth insuranceを自分で選ぶ権利や選択肢が狭まる、とか何とかいうことでしたが、本音は大手のInsurance Companiesが自分の利益を失うのを恐れた、とか保守派が国民健康保険を維持する税金の増加に大反対した、とかいうあたりですね。
アメリカ人の中にはカナダの医療制度と国民保険制度を見て「あれはいいなー」と思っている人が結構いるように思います。でも、個人主義の核の一部になる自分で選ぶ権利や選択肢が阻害される、といった議論をされるとすぐにあっさり納得して「あ、やはりやめよう」と思ってしまうようです。で、あとでまた自分たちの医療費の請求書をみては「ああ、やはりカナダはいいなー」と思ったりするようです。この「軽さ」がアメリカ人のよさでもあり欠点でもあり、だと私は思っています。
イルカの群れ
VenturaからSanta Barbaraまでの30分のあいだ、AMTRAKは海岸沿いを走ります。このあたりの太平洋の景色はいつも本当にきれいなので毎週見ていても飽きません。私のささやかな楽しみは、この景色を見ながらイルカの群れを見つけることです。今日は小さい群れを三つほど見つけました。イルカの群れは上げ潮のときは比較的海岸沿いに近づくようでちょっと注意して見ていると比較的簡単に見つかります。でも、引き潮の時は見つかりません。イルカは大きいので引き潮の海岸は浅すぎて近づけないのでしょうね。
Saturday, January 20, 2007
地球温暖化と車に頼る生活
地球温暖化現象が問題になってからだいぶたちますが、この現象の存在を受け入れているアメリカ人はどちらかといえばLiberalな層で、アメリカの保守層にはまだまだ受け入れていない人も多いようです。つい最近Weather ChannelのWeb siteのブログに、ある研究者がこの温暖化現象について書き込みをしたら、ものすごい勢いで保守層が反発してきてコメントの雨あられだったそうです。私もちょっとこのコメントをのぞいてみました。 大半が「こんなことはおきていない。これは単なる地球の気候や環境変化のサイクルの一部にすぎない。」という見方か、「それは、Liberalな連中の考えることにすぎない」といった感じのリアクションのように見えました。でも、ちょっと驚きましたね。
考えてみれば地球温暖化現象の原因の克服についてひそかにジレンマを感じているアメリカ人は多いのではないかなー。原因のひとつとして上げられている化石燃料を燃やすことによって生じるCO2 の量はアメリカが世界一。ガソリンが比較的安くて車をガンガン乗りまわすアメリカ人のLife StyleもこのCO2 Emissionの量に関係している、といわれています。では、このLife Styleを変えて車に頼らない生活に変えればよい、といわれそうですがそれが難しいところです。というのは都市や住宅地の構造や道路などのInfrastructureが車で移動する生活に向くようにできてしまっているからです。
こちらで生活していてわかるのですが、この国の生活は車がないと成り立ちません。歩いていけるところに店があるなどということはなかなかないし、電車やバスは「足」となるほど便利ではなく本数も少ない。だから車を運転できないと買い物にも困ってしまうし、仕事や学校や病院にもなかなか行けなかったりします。車が本当に生活の一部になってしまっていていまさら「排気ガスが多いから車に頼るのを控えなさい」といわれても簡単に控えられるものではないでしょう。よい環境の大切さを否定する人はいないと思います。と、同時に車の運転をしないと生活していけません。排気ガスを垂れ流すような生活は環境にとってはよくないと頭でわかっていてもそれをやらないと生活がなりたたない、ここにジレンマが生じるのでは?
私も夫も毎日運転しています。内の車はPriusではないです。CO2の増加に貢献しているなーと思いつつ、今日は車で夫と朝食を食べに行った後、食料の買出しにでかけました。
考えてみれば地球温暖化現象の原因の克服についてひそかにジレンマを感じているアメリカ人は多いのではないかなー。原因のひとつとして上げられている化石燃料を燃やすことによって生じるCO2 の量はアメリカが世界一。ガソリンが比較的安くて車をガンガン乗りまわすアメリカ人のLife StyleもこのCO2 Emissionの量に関係している、といわれています。では、このLife Styleを変えて車に頼らない生活に変えればよい、といわれそうですがそれが難しいところです。というのは都市や住宅地の構造や道路などのInfrastructureが車で移動する生活に向くようにできてしまっているからです。
こちらで生活していてわかるのですが、この国の生活は車がないと成り立ちません。歩いていけるところに店があるなどということはなかなかないし、電車やバスは「足」となるほど便利ではなく本数も少ない。だから車を運転できないと買い物にも困ってしまうし、仕事や学校や病院にもなかなか行けなかったりします。車が本当に生活の一部になってしまっていていまさら「排気ガスが多いから車に頼るのを控えなさい」といわれても簡単に控えられるものではないでしょう。よい環境の大切さを否定する人はいないと思います。と、同時に車の運転をしないと生活していけません。排気ガスを垂れ流すような生活は環境にとってはよくないと頭でわかっていてもそれをやらないと生活がなりたたない、ここにジレンマが生じるのでは?
私も夫も毎日運転しています。内の車はPriusではないです。CO2の増加に貢献しているなーと思いつつ、今日は車で夫と朝食を食べに行った後、食料の買出しにでかけました。
Thursday, January 18, 2007
ちょっと恐いFlu Virusの話
まだインフルエンザが治りません。まったくこんなにしつこいのは始めて!家からTel-Commuteで休み休みお仕事をしている今日この頃。でも、こんな状態ですからつい風邪の話に目が向きます。Google Newsをみていたらカナダの研究者が1918年のSpanish Fluの大流行で亡くなった人からFlu VirusのGeneをとってこの恐るべきFlu Virusを培養するのに成功したとか。で、実験動物にこのVirusを移植して経過を観察し、どうして5千万人ものそれも若い人がこのFluで亡くなったかをつきとめたそうです。このVirusは免疫システムを過剰に働かせることによって肺を液体でいっぱいにしてしまうそうです。つまり、我々陸の生き物を陸の上で溺死させてしまう、ということなのでしょう。わー、気持ち悪い・・・。H5N1 Avian flu virus はこれよりもっと強力らしいです。
だいたい、Virusなどという生き物の定義を満たさないようなとても単純なつくりの「もの」は地球上に生命が生まれたころから存在して変幻自在に姿を変えつついろいろな環境に適応してきたのでしょう。きっと、核戦争のあとでも生き残り、何かHostとなるものがあれば寄生して増殖するのでしょう。咳止めの薬で少し頭がボーッとしているのでなんだかすごく妙な考えに発展してしまいました。このくらいにします。
だいたい、Virusなどという生き物の定義を満たさないようなとても単純なつくりの「もの」は地球上に生命が生まれたころから存在して変幻自在に姿を変えつついろいろな環境に適応してきたのでしょう。きっと、核戦争のあとでも生き残り、何かHostとなるものがあれば寄生して増殖するのでしょう。咳止めの薬で少し頭がボーッとしているのでなんだかすごく妙な考えに発展してしまいました。このくらいにします。
Tuesday, January 16, 2007
夢の飛行機
左記のなかなかシャープなお気に入りの写真についてです。写真家のEd Hicks氏によるものです。この飛行機はKit planeで、RV7という機種です。Kit planeというのは個人が小型飛行機の部品を買ってそれを組み立てて作った飛行機のことです。ラジコンではないです。本物のセスナのような飛行機です。日本ではまだなじみの薄い趣味だと思いますが、Kit plane作りを趣味とする人がアメリカのPrivate pilotのなかには結構はいます。うちの夫もそんなPrivate pilotの一人で、内のガレージの一角で暇を見つけては組み立てています。出来上がればこの写真の飛行機に似たものが我が家の飛行機となるはずです。手作りでも飛ばすにはパイロットの免許が必要なので、私もPrivate pilotの免許をとるためにFlying lessonsをとっています。早くこんな飛行機を飛ばせるようになりたい!
Monday, January 15, 2007
ようこそ+アメリカで病気になったとき
ようこそ、GOMIHEADへ。
なんでもとにかく詰め込んである場所、というあたりが「GOMIHEAD」というタイトルの由来です。政治や科学の話から日常の些細な事までいろいろ入ってくると思います。どうぞお気軽に足を運んでください。
というわけで、アメリカの日常生活の一部、病気になったときについてです。というのは私が今、インフルエンザになってしまっているからです。やれやれ。こういうとき思うのは、日本の医療制度はよかったな、ということです。アメリカの医院や病院は救急室とかUrgent ClinicやWalk-in clinicをのぞいてほとんどすべてが予約制なので、気軽出かけて待合室で1-2時間も待てばみてもらえる、ということがなかなかないです。具合が悪いとき今すぐみてもらいたいと思うのが病人の心理ですが、それでも、予約を入れなければならない。一週間は待たされる、なんていうこともざらです。じゃあ、馬鹿馬鹿しいから家で寝ている、ということになります。まあ、インフルエンザの特効薬なんてないし売薬でよく効くものも多いのでそれを飲んで寝ていることにしました。明日のお仕事は家からのTel-Commuteになるかもしれない・・・
なんでもとにかく詰め込んである場所、というあたりが「GOMIHEAD」というタイトルの由来です。政治や科学の話から日常の些細な事までいろいろ入ってくると思います。どうぞお気軽に足を運んでください。
というわけで、アメリカの日常生活の一部、病気になったときについてです。というのは私が今、インフルエンザになってしまっているからです。やれやれ。こういうとき思うのは、日本の医療制度はよかったな、ということです。アメリカの医院や病院は救急室とかUrgent ClinicやWalk-in clinicをのぞいてほとんどすべてが予約制なので、気軽出かけて待合室で1-2時間も待てばみてもらえる、ということがなかなかないです。具合が悪いとき今すぐみてもらいたいと思うのが病人の心理ですが、それでも、予約を入れなければならない。一週間は待たされる、なんていうこともざらです。じゃあ、馬鹿馬鹿しいから家で寝ている、ということになります。まあ、インフルエンザの特効薬なんてないし売薬でよく効くものも多いのでそれを飲んで寝ていることにしました。明日のお仕事は家からのTel-Commuteになるかもしれない・・・
Saturday, January 13, 2007
This is a test
I just found that I can post Japanese written blogs in the Blogger. I'll try to write something in Japanese later.
今気づいたのですが、日本語でも書けますね。今後おりをみては何か書いてみます。
今気づいたのですが、日本語でも書けますね。今後おりをみては何か書いてみます。
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